描画モードを使いこなす・幻想
Spirit photograph


 人物がまるで幽霊のように薄く透けて、背景が浮かび上がっている!
 こんなCGを見たことがあると思います。

 このような、幻想的な写真。ねこが透ける、透過して背景がねこの後ろにも見えます。
 ブログやホームページのヘッダーデザインや、犬猫ブログ、家族ブログ等にも使えそうですね。


Preparation

コラージュの準備


写真を2枚
 まずは写真を2枚用意します。
 今回はこちらの2枚を使用しました。
写真素材:写真素材 足成(Photographer・工藤隆蔵さん)



 選ぶポイントは、背景があまりごちゃごちゃしていないメイン写真と、プレーンな部分を含む背景用写真。空やゴテゴテしていないテクスチャ、ぼかした写真等を選ぶと、比較的簡単にそれらしく仕上がります。

メイン写真(ねこ)をアバウトに切り抜く

 一番最初に、レイヤーの情報ボックスの背景レイヤーの上で右クリックして、背景からレイヤーへ…を選択しておきます。(後で使うコマンドマジック消しゴムツールで、不要な部分を「透明処理」する為に必要です)

 この範囲を、周囲をぼかした形で切り抜いてみます。
 ではまず、選択範囲ブラシアイコンをクリック。ブラシをもわっとブラシに設定して、ブラシサイズを思い切って大きく設定します。


 そして、ねこを大まかにアバウトに選択。
*選択もれがないように。

 次に選択範囲選択範囲を反転します。
 最後に消しゴムツールアイコンをクリックし、上部バーでマジック消しゴムツールを選択、許容値を「255」に、隣接全レイヤーを対象のチェックを外しておきます。


 そして画面をクリックすれば、フワリとソフトにねこを切り取ることが出来ます。



Photograph SYNTHESIS

合成


 準備が整ったら、背景写真にねこ写真をドラッグします。



 そして、描画モードを切り替えていきます。

(描画モード)
通常

ディザ合成

スクリーン

ソフトライト


透明度(50%)


 描画モードではありませんが、最後の透明度の数値を落とすことでも実はソフトライトと同じような結果が得られます。ねこの透け具合をコントロールする場合は、こちらでもOK。
 また、ソフトライト以外の描画モードの際にも、透明度のコントロールで強烈になりすぎた効果を和らげることが出来ることもあります。
 また、色調をあまり変えない場合に限定した描画モードを今回は紹介しましたが、この他にも色調を大胆に変える描画モードもあります。


an EXTRA

おまけ





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